肋間筋と胸肋筋

肋間筋
 肋骨挙筋:横突起の先端と1つ下位の肋骨の上縁に付着し肋骨を挙上する
 外肋間筋:上内側へ斜めに走行し(肋骨挙筋と平行に走る)肋骨を挙上する
 内肋間筋:上外側へ斜めに走行し肋骨を下制する
胸肋筋:第2~第7肋骨より胸骨の深部表面に付着し、下内側に斜めに走行し肋軟骨を下制する

吸気筋・・・肋骨挙筋、外肋間筋
息を吸うと肋骨挙筋、外肋間筋が収縮し肋骨を挙上させ胸郭のスペースを増加させる(肺が膨らむ)。

呼気筋・・・内肋間筋、胸肋筋
息を吐くと内肋間筋、胸肋筋が収縮し肋骨を下制させ胸郭スペースを減少させる(肺がしぼむ)。


息の仕方、姿勢などの影響により肋間筋、胸肋筋がうまく機能しなくなることがあります。結果、首肩のコリや腰痛、倦怠感をはじめ身体の様々な不調の原因となります。

息を吸ったり吐いたりでお腹は動くけど胸郭が動かない人は要注意です。



参考文献:
I.A.KAPANDJI著(萩島英夫(監訳)・嶋田智明(訳))
カパンディ 関節の生理学 Ⅲ 体幹・脊柱』(医歯薬出版、1986年)


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