手術

手術はしない方が良い。
手術で強くなるとしたらドーピングと同じだし、パーツごとに動くロボットとは違うので身体の一部だけ強くしてもあまり意味がない。
アマチュア野球のコーチや選手の親の間で「手術を受ければヒジが強くなる」とか「手術を受ければ球速が上がる」などの間違った認識が広がり、必要もないのにトミー・ジョン手術を受けさせるケースも出ているらしい。
(略)
 確かにじん帯を移植することで、損傷したじん帯が復活するのは間違いない。だが、それはただ単に負傷前の状態に戻っただけで、以前より“強くなる”ことは決してない。
(略)
 ヒジに問題を抱えて投げている状態ではなくなるので、多少球速に変化が出ることはあるだろうが、トミー・ジョン手術だけで確実に球速が上がるわけではない。
ケガ・故障をするということは、ケガ・故障をした部位に多くの負担がかかってしまっているということ。競技レベルが高くなればなるほど、アイシングやストレッチ・マッサージなどのケアやトレーニングなどでもカバーしきれなくなる。
リハビリ期間は単にヒジを元に戻すだけでなく、手術前以上の肉体改造も同時に行なっている
何かをきっかけに微妙に崩れてしまったバランスを競技を続けながら修正することは難しい。そのため、特定の部位に少しづつ負担がかかりケガ・故障をしてしまう。
リハビリ期間中にその崩れてしまったバランスを修正し、ケガ・故障をした部位に負担のかからない身体にして身体操作を習得することで、リハビリ前よりも良いパフォーマンスが出せるようになる。



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