コーチングとは「信じること」

 ラグビーのW杯で歴史的勝利をおさめた日本代表を率いていたエディー・ジョーンズさんの対談本。
本書で言われている一つ一つのことがこれからの日本のスポーツ界にとって必要なことばかり。
 エディーさんは日本人に「スポーツとはあくまでリクリエーション(recreation)の一部」という発想を持って欲しいという。
「本来、リクリエーションとは、何かをもう一度想像するという意味の言葉です。日本では、『レクリエーション』と発音されて娯楽的な意味合いを帯びているようですが、それとは全く違う種類のものです。スポーツは本来の意味でのリクリーエションの一部であり、人間の人生においてエネルギーや活力を与えてくれる活動です、それこそがリクリエーションの本質なのです」
 リクリエーションとの延長線上に、はじめて勝利を目指すスポーツがある。
『コーチングとは「信じること」』 Try1 コーチングはアートである(p. 29)
レクレーションとリクリエーションではスポーツの捉え方、取り組み方が全然、違う。
世界と勝負にならないのも当然。。。
「スポーツ、リクリエーションとは、人間がクリエイティブになるために必要な活動のことなんです。仕事などでストレスを感じていたとしても、スポーツをすることで、再び人間はクリエイティブになれる。しかし、残念ながら、戦後の日本ではスポーツが持つ『リクリエーション』の本質から目を背けてしまった。学校や企業などの組織では、戦争によって覆された社会の規律を改めて落とし込むために、スポーツを道具として使ったのではないでしょうか?具体的なコーチングの方法として、戦前の軍隊的な風習が根強く残ってしまった。上意下達の命令で、いまだに日本のスポーツ界は、その呪縛から逃れられないように思えてなりません」
『コーチングとは「信じること」』 Try6 教育の価値を考える(p. 108-109)
スポーツは再びクリエイティブになるための活動。
クリエイティブな選手でなければ勝負にならない。




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